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1year old growth
1歳の成長とおもちゃ
立って歩いて走ってと、それまでの「赤ちゃん」を卒業して幼児らしくなってくる1歳。まだまだ体の動きはたどたどしいものの、筋肉が発達して少し重いものを運べるようになったり、より複雑な動きをマスターしようと試行錯誤する時期です。
そんな1歳児の成長とおすすめのおもちゃをご紹介します。
1歳のからだの成長と全身運動
ひとりで立って歩けるようになると、まず大きく変わるのが視点です。遠くまで見渡せるようになって、あれはなんだろう、あそこへ行ってみたい!という好奇心が強まります。
はじめのうちはバランスが悪く、尻もちをついたり転んだりと見ている大人はヒヤヒヤですが、それも大切な体験のうち。
大きな事故にだけ気をつけて、あとは見守りましょう
それから、立ったりしゃがんだりと赤ちゃんのときよりも大きな動きが増えます。外で思いきり遊ぶのがベストですが、自宅でも体を動かせる環境をつくってあげましょう。
「知育」と聞くと、手や指を使う細かい活動ばかりをつい想像してしまいますが、全身で動く楽しさを思う存分に味合わせてあげることは、1歳の遊びの大切なポイントです
つかまり立ちを始める1歳ごろから4歳、5歳になっても使えるボールトラッカー、バイクなどの乗用玩具、散歩のお供にピッタリのプルトイなど、まだおうちに無いようであればすぐに用意してあげましょう。
1歳6ヶ月を過ぎると、いよいよ赤ちゃんを卒業して「幼児」の仲間入りです。子どもたちの動きも、跳んだり走ったりとよりダイナミックに。
階段を上り下りできるようになり、段差があればよじ登ろうとしたり、とにかく元気いっぱい。
手足の筋肉も発達して、重いものを運んだりもできるようになります。先回りして手伝い過ぎずに、失敗して当然という気持ちで見守りましょう。
1歳の手と指の成長
指の細かい動きが少しずつできるようになってきます。1歳6ヶ月くらいまでには、親指とひとさし指を使ってうすいものをつまめるようになる子が増えてきます。
つまむ活動に興味が出てきたようなら、シール貼りやビーズのおもちゃを用意してあげるとよいでしょう。
覚えておきたいのが、おもちゃは「たくさん数がある」ことも大切ということです。10個よりも、できれば30個、100個とおなじものをたくさん用意してあげるほうが、集中力が途切れずに遊びが持続します。
1歳の手指の成長に必要なおもちゃとして欠かせないのが積み木です。白木の積み木でOKですが、色付きを選ぶならはっきりとした色合いのものがおすすめ。
つまんだり、つかんだりといった動きはもちろん、積み上げる遊びにもチャレンジしましょう。うまく積み上げるためには、腕と手をうまく動かす複雑な動きが必要です。
1歳の子どもたちはこうした「目と手の協応動作」をマスターしようと夢中になって遊びます。
目と手の協応動作を洗練させるのにピッタリのおもちゃは、積み木の他にもあります。たとえば、ドラムや木琴などの楽器のおもちゃ。
音を出す楽しさとともに、狙ったところを叩く練習をたっぷりやらせてあげましょう。ハンマーのおもちゃもおすすめです。
それからもうひとつ、パズルのおもちゃも忘れちゃいけません!1歳のはじめてのパズルには、立体ピースを穴に落とす「型はめパズル」がおすすめ。
シンプルな円形からはじめて、三角形・四角形、さらに複雑な形へとステップアップしていきましょう。
もうひとつ忘れずに用意したいのが、棒通しやペグのおもちゃです。棒をつまんで穴に通す・立てる活動は、2歳以降の紐通しへとつながる遊びです。
また、スライドボードというおもちゃもおすすめします。ノブをつまんで、溝の上をスライドさせるおもちゃです。運筆など将来の字を書くための練習になります。
1歳の遊びと学びの家具
1歳になったら、机や椅子など作業するための環境も少しずつ整えられるとよいですね。塗料や接着剤にも気を使った家具だとなおよしです。